自治体導入事例(ダイナミックVLANとVRFでの統合)

市役所のネットワークと学校のネットワークをダイナミックVLANとVRFを活用することで統合し、安価でシンプルなネットワーク基盤として再構築を実施させて頂きました。

 

県内市役所様(支所4拠点、出先40数拠点、学校13校)

今までは、用途ごとに独立していたネットワークを論理統合し、集約することに成功。

ネットワークを集約することで、ネットワーク監視やログ管理システムも一本化され「見える化」を実現しています。

市役所ネットワークと学校ネットワークを集約することでおよそ半分に近い機器の削減に成功し、出先機関までを管理可能なネットワークとして再構築させていただきました。

また、無線LAN環境も全庁的に導入、ほぼ全てのエリアで利用が可能な環境も構築させていただきました。

無線LAN導入時の懸案でもある、電波が見えないための接続に関する不安を利用状況が確認可能なシステムと合わせて構築、これにより端末の状況や配置までを「見える化」し、簡単に管理出来るようになっています。

 

ダイナミックVLAN(Dynamic VLAN)

一本に統合したネットワークは全て論理分割されていますが、全ての端末機器は事前に登録されたMACアドレスおよびユーザー証明書によって、利用可能なネットワークを(動的に)自動で割り当てます。これにより、旧来端末接続変更のたびに必要であったスイッチの設定変更などが不要となり、全ての端末機器はネットワークを意識することなく簡単に接続可能となりました。

ダイナミックVLANを採用することで、すべての端末機器はネットワークによって利用する場所を制限されることがなくなり、ネットワーク上のどこにでも簡単に接続、ご利用頂くことが可能となりました。
さらには端末機器の認証を実施するためセキュリティも大幅に向上しています。

 

VRF(Virtual Routing and Fowarding)

複数のルータ機能をセキュリティを保ちならが論理的に分割し1台の機器で実現する機能です。
これにより、今までは管理ネットワーク毎に必要であったレイヤー3スイッチを1台に集約、ネットワーク機器の台数を大幅に削減することが可能です。